キジハタ(アコウ)を調べて食べてみる ~ 高級魚だけど守りたい魚 ~

ホーム > 未利用魚の料理とアウトドア > キジハタ(アコウ)を調べて食べてみる ~ 高級魚だけど守りたい魚 ~

私が通う釣り場にはけっこういますよ。
小さいのなら良くかかってくるんだけど、針を外して速攻サヨナラ。
ウツボとか大きいアイゴを見ちゃうとさ…最低最悪でも30cmは欲しいです。

まずは立派なキジハタの写真📸
子供の頃に小さいのなら釣ったことあるんですけどね?
ていうかこんなにずんぐりと太った魚なんだ…大切に大切に持って帰ってきましたよ。

キジハタ(アコウ) 絶滅危惧IB類(IUCN)

スズキ目ハタ科マハタ属

図鑑で見ると、下記のような魚みたいです。

体は褐色~橙色で全身に橙色斑が散在し、背鰭基底部に1つの黒斑がある。類似のノミノクチは体の斑模様が赤褐色で、背鰭基底部から尾柄部に黒斑が3つ。吻部は尖る。体長約30cmで雌から雄に性転換する。

参考文献)小学館:日本魚類館,235,2018. ISBN 978-4-09-208311-0

キジハタは絶滅危惧種です

IUCN Red List of Threatened Speciesというサイトで「Epinephelus akaara」と検索すると、Hong Kong Grouperという名称で出てきます。
環境省「自然環境・生物多様性」によると、絶滅危惧IB類(EN)はIA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いとして扱われています。
過度に神経質になるほどではありませんが、小さいキジハタは逃がしてあげましょう。
頭がデカいからどーせ食べるところない。

釣り人から見たキジハタ

大きいキジハタなら魅力的なんですよ。高級魚だけあって美味しい魚です。
でも小さいやつは邪魔ですね。いつも撒き餌で散らしてます。
口も大きいからウツボ用の餌に食らいついてきたりする。
ちょくちょく釣れますよ。
このページにあるキジハタはなかなか見ない立派なサイズだったからキープしたけど、おおよそ手のひらサイズといったところかな。
ぶっちゃけ、キジハタより大きなウツボのほうが私は好きです。

世間的に言う高級魚はロマンに欠ける?!

ここなんだよ。
もちろん大きいキジハタは嬉しいですが。
私は釣り人でもあるけど下手ながら魚料理を勉強したい人間だから、すでに食べ方とか知られている魚だとロマンを感じないんだよね。

要するに、ウツボ狙いの仕掛けに嚙みついてくるのが嫌なんですよー😆ww
デカいカサゴとかもそのクチ。どーせなら巨大なクエとかがいいです。

キジハタをムニエルパスタにしてみた

キジハタ、別称アコウは未利用魚どころか美味しい魚として有名ですけどね。
でもこの時に釣れたキジハタは、私にとって「嬉しい外道」だったのです。
嬉しい外道というのは釣り人独特の言葉ですね。
例えばこの時の私であればウツボを本命として狙っていたのですが、当たりがあって釣れたと思ったらずいぶん軽い…
上がってきたのはなかなか良いサイズのキジハタだった。
もちろん飛び上がるほど嬉しく、外道とはいえ大切に大切に持って帰ってきました。

ていうか、この写真撮影した時にさ。ムニエルの上にバサーっとパスタをあけちゃって、そのまま食べちゃったんですよ。
本当はパスタの上に魚を乗せて写真撮影すれば良かったんだけど、うっかりしてた。お腹減ってたんだよね。

話が逸れた…ムニエルは代表的な魚の調理法で、かつほぼ万能なんじゃないかな?
このムニエルにプラスしてパスタを作っておくと、もう簡単に豪華な魚料理になってしまいます。
油で焼いていくのでアニサキスなどのリスクもなく、下味の付け方によっては未利用魚レシピとしてもぴったり!
一応、私なりのレシピを書いておきましょうか。

<魚の簡単ムニエル>

要は魚の切り身に塩コショウを軽く振ってから小麦粉をまぶし、油を塗ったフライパンで両面を焼くだけです。
強火で焼くとかいろいろセオリーはありますが、ここらへんは何回もやっていけば慣れてきます。
スーパーで塩サケの切り身とかありますよね。ああいう魚の典型的な調理法だと思う。
今回はトマトソースのパスタを別に作っておいて、ムニエルをパスタの上に乗っける(つもりでした😵‍💫)。
私がよくやる魚料理なんです。

それなりに見栄えする写真貼っておこう。魚はカマスの幼魚です。
メタルジグでやっててもたまーに釣れてくるんですよね。気持ちとしては逃してあげたいけど、やっぱ幼魚だと釣り上げたときに弱っちゃうみたいで、海に返しても浮いてきてしまいます。
そこで、こうやって美味しく頂いて供養してるわけ。

キジハタとカマスの味噌汁

魚の卵が好きなんですよー
いくらやトビッコとかも好きだし、たらこパスタとか、煮物にしたカレイの卵とか。
卵巣に毒がある魚もいるから、もし見慣れない魚の卵にチャレンジするなら気を付けたほうがいいかも?

まずはこの立派なキジハタね!
ウツボ狙いの仕掛けに食らいついてきた。
業務スーパーのバルト海イワシってやつを餌にしてたんだけど、何匹かそのイワシを大きな針にかけて岩場へ落としたんです。
そしたらゴツゴツッゴツン!って竿が曲がって。
初めはウツボかと思ったのですが、ウツボにしては軽いし、やけに活発だし…🤔
上がってきたのがキジハタだった。
もちろん嬉しかったよ。美味しい魚であることが分かってるからね。

その日は合わせてカマスも釣れたんです。丸々と太ったカマス。
自宅に帰ってからキジハタとカマスのお腹を見たらなんと卵がたっぷり入ってた!
カマスに関しては数匹でやめておいて良かったね…乱獲はダサいですよ。
キジハタとカマスの卵なんて生まれて初めて見た。

こういう見慣れない魚の食材を手に入れた時はたいてい、薄味の煮物か味噌汁にします。
ダシも取らずに単純に煮付けるだけ。魚の味をしっかり知りたいからね。
どっちの卵も美味しかったですよ。感触としてはカレイの卵に似てる。ちゃんと魚卵のフワッとした食感と味があってさ。
カマスはともかく子持ちのキジハタなんてそんなに見る機会多くないだろうから、得しちゃいました🎵

キジハタの頭で火鍋

魚で鍋をやるとき、火鍋の素は便利ですよ。
すごく辛いけどどっさり魚を入れることができて嬉しい。
野菜も好きなのテキトーにどさどさ入れて🥕
今回はキジハタの頭を食べつつ、ダシを取ってみた。

キジハタの頭部もきっちり冷凍。美味しいに決まってる。
調理する前から美味しいと分かっている魚料理に関しては「約束された勝利」と呼んでいます。
魚の頭って頬肉とかプリプリしててさ。いいダシも出て最高だよね。

魚の頭を調理するとき、事前に熱湯へざぶんと入れます。
こうして表面の汚れとか、血合いとかを綺麗にするんですよね。
この手間をかけないと生臭くなったりします。
凍ったまま入れていい。表面の血とか滑りとかを固めるだけなので、5分もいれておけば十分です。

案の定、美味しかった🐠
けっこう食べるところがあって、上品な白身魚の味わいです。
大きい魚の頭は鍋で茹でてからしばらく待ち、もう一度茹で直すのがコツだと思う。
生煮えのままだとちょっとね。中までしっかり火を通しますよ。

これはやるでしょ?
魚の頭でしっかりダシを取った火鍋にご飯を入れるの🍚
もちろん最高品質。とっても美味しい。

キジハタは未利用魚どころか高級魚です。
でもこの「魚の火鍋」は未利用魚を使っても美味しくできます。
事前に小骨も抜いておいて、軽くムニエルにしてから入れると身も崩れません。
ぶっちゃけ未利用魚の料理って磯臭みとか小骨とかさえクリアーできちゃえば何でも良いんだよね。
じゃあなぜ未利用魚なのか?
ここなんですよ❓🐟❓